薬剤師国家試験 平成28年度 第101回 - 一般 理論問題 - 問 191
製薬企業の医薬情報担当者の役割として適切なのはどれか。2つ選べ。
1 医療機関を訪問することにより、自社の医療用医薬品を中心とした医薬情報を医療関係者に提供し、適切な価格交渉を行う。
2 医薬品の有効性情報や安全性情報を医療現場から収集し、企業に報告する。
3 常に安全性よりも有効性に重点をおいて情報を提供する。
4 自社の治験薬に関するデータの収集及び解析を行う。
5 緊急安全性情報を医療機関に伝達する。
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解答 2、5
1 誤
医薬情報担当者(MR)は、医療機関を訪問し、安全管理情報を収集するとともに医薬品の適正使用に関する情報を提供することを主な業務とする。なお、価格交渉を行うのは医薬品卸売会社の医薬品卸販売担当者(MS)である。
2 正
解説1参照。
3 誤
情報提供の際は、医薬品の適正使用のため、有効性だけでなく安全性にも重点をおく必要がある。
4 誤
治験薬に関するデータの収集及び解析を行うのは、製薬会社または開発業務受託機関(CRO)である。
5 正
緊急安全性情報(イエローレター)は、緊急に安全対策上の措置をとる必要のある副作用を、厚生労働省の指示を受けた日から1カ月以内に、製薬会社がMRを通じて医療関係者に直接配布する資料である。
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解説動画1 ( 11:32 )
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