薬剤師国家試験 平成28年度 第101回 - 必須問題 - 問 64
催吐性リスクの高い抗がん薬に対する制吐療法に用いるのはどれか。1つ選べ。
1 オキセサゼイン
2 モルヒネ塩酸塩
3 パロノセトロン塩酸塩
4 ラニチジン塩酸塩
5 ブロモクリプチンメシル酸塩
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解答 3
1 誤
オキセサゼインは、アミド型の局所麻酔薬であり、消化器障害等に伴う疼痛、悪心・嘔吐などに対して用いられるが、抗がん薬に対する制吐療法には用いられない。
2 誤
モルヒネ塩酸塩は、麻薬性鎮痛薬であり、がんの疼痛緩和に対して用いられるが、抗がん薬に対する制吐療法には用いられない。
3 正
パロノセトロン塩酸塩は、セロトニン5-HT3受容体遮断薬であり、抗がん薬に対する制吐療法に用いられる。
4 誤
ラニチジン塩酸塩は、ヒスタミンH2受容体遮断薬であり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療などに用いられるが、抗がん薬に対する制吐療法には用いられない。
5 誤
ブロモクリプチンメシル酸塩は、ドパミンD2刺激薬であり、パーキンソン病の治療などに用いられるが、抗がん薬に対する制吐療法には用いられない。
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解説動画1 ( 07:32 )
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