薬剤師国家試験 平成29年度 第102回 - 一般 理論問題 - 問 146
介護保険に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 介護保険の被保険者が、自己の居宅で受けた介護サービスは、保険給付の対象とならない。
2 介護給付を受けようとする被保険者は、保険者である都道府県に対し医師の診断書を添えて申請する必要がある。
3 介護保険の第2号被保険者の保険料は、被保険者が加入する医療保険者が徴収する。
4 要介護状態とは、1年以上継続して常時介護を要すると見込まれる状態をいう。
5 要介護状態は5段階に、要支援状態は2段階に区分されている。
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解答 3、5
1 誤
介護保険の被保険者が、自己の居宅で受けた介護サービス(訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護など)は、居宅介護サービス費等の介護保険の保険給付の対象となる。
2 誤
介護保険の保険者は市町村・特別区であるため、申請は市町村・特別区に行う。介護給付の申請には医師の診断書は必要ない。
3 正
介護保険の第2号被保険者(40歳以上65歳未満の医療保険加入者)の保険料は各医療保険の保険者を通じて徴収している。なお、介護保険の第1号被保険者(65歳以上の者)の保険料は、介護保険の保険者である市町村・特別区が徴収する。
4 誤
要介護状態とは、原則として6ヶ月にわたり継続して常時介護を要すると見込まれる状態をいう。なお、要支援状態とは、原則として6ヶ月にわたり継続して常時介護を要する状態の軽減若しくは悪化の防止に特に資する支援を要すると見込まれる等の状態をいう。
5 正
介護保険の認定には5段階の要介護認定と2段階の要支援認定が必要である。
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