薬剤師国家試験 平成30年度 第103回 - 一般 実践問題 - 問 328
8歳男児。湿疹により皮膚科を受診した。母親が処方せんを持って薬局を訪れた。
母親からの聞き取りで錠剤が飲めないことが判明したため、処方医に疑義照会してレボセチリジン塩酸塩シロップ0.05%への処方変更を提案した。提案した処方薬の1回量及び全量として正しいのはどれか。1つ選べ。
1 1回量2.5 mL 全量35 mL
2 1回量2.5 mL 全量70 mL
3 1回量5 mL 全量35 mL
4 1回量5 mL 全量70 mL
5 1回量10 mL 全量35 mL
6 1回量10 mL 全量70 mL
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解答 4
本処方において、レボセチリジン塩酸塩1回量の原薬量は、5 mg/錠×0.5錠=2.5 mg/回となる。レボセチリジン塩酸塩の原薬量2.5 mg/回に相当するレボセチリジン塩酸塩シロップ0.05%(0.05 g/100 mL=50 mg/100 mL)の液量(x mL/回)は、以下のように計算される。
50 mg/100 mL=2.5 mg/x mL
x=5 mL/回
本処方では、1日2回で7日間処方されているため、全量は以下のように計算される。
5 mL/回×2回/日×7日=70 mL
以上より、提案した処方薬の1回量は5 mL、全量は70 mLとなる。
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