薬剤師国家試験 平成30年度 第103回 - 必須問題 - 問 43
分布容積が最も大きいのはどれか。1つ選べ。
1 アミオダロン
2 バンコマイシン
3 ヘパリン
4 リチウム
5 ワルファリン
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解答 1
分布容積とは、組織への薬物移行の指標であり、見かけ上、薬物が血中濃度と等しい濃度で均一に組織へ分布すると仮定した時の体液量を表す。
薬物の分布容積が大きくなる要因としては、脂溶性が大きい、血漿タンパク結合率が低い、組織タンパク結合率が高いことなどが挙げられる。
選択肢の薬物のうち分布容積が最も大きいのは、脂溶性が大きいアミオダロンである。バンコマイシン、ヘパリン、リチウムは、水溶性が高い(腎消失型薬物)ため分布容積は小さく、ワルファリンは、血漿タンパク結合率が高いため分布容積は小さい。
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