薬剤師国家試験 平成31年度 第104回 - 必須問題 - 問 22
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)で定める第一種特定化学物質はどれか。1つ選べ。
1 クロロホルム
2 四塩化炭素
3 ポリ塩化ビフェニル
4 2,3,7,8−テトラクロロジベンゾ−p−ジオキシン
5 スクラロース
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解答 3
化審法は、ポリ塩化ビフェニル(PCB)による環境汚染問題を契機として制定され、新たに製造・輸入される化学物質が有する性質(分解性、蓄積性、毒性など)により、化学物質を4種類(第一種特定化学物質、第二種特定化学物質、監視化学物質、優先評価化学物質)に分類し、製造、輸入、使用などについて規制する法律である。
1 誤
クロロホルムは、化審法において優先評価化学物質に分類されている。
2 誤
四塩化炭素は、化審法において第二種特定化学物質に分類されている。
3 正
ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、化審法において第一種特定化学物質に分類されている。
4 誤
2,3,7,8−テトラクロロジベンゾ−p−ジオキシン(2,3,7,8−TCDD)は、有機化合物の燃焼時や2,4,5−トリクロロフェノキシ酢酸(2,4,5−T)などの除草剤製造時の不純物として生成される非意図的生成物であり、化審法による規制を受けない。
5 誤
スクラロースは、甘味料として我が国で使用が認められている食品添加物であり、化審法による規制を受けない。
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