薬剤師国家試験 令和02年度 第105回 - 一般 実践問題 - 問 329
60歳男性。1ヶ月前から息切れが出現し、病院を受診したところ、初めて以下の薬剤が処方された。その他に既往歴や常用薬はない。
薬局に処方箋を持参した際に、患者が日常生活で注意すべき点を薬剤師に尋ねた。以下のうち、この疾患の増悪を早期に発見する上で、薬剤師が患者に伝えるべきセルフモニタリングの観点として適切なのはどれか。2つ選べ。
1 尿蛋白の増加
2 体重の急な増加
3 体重の急な減少
4 安静時脈拍数の増加
5 急な発熱
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解答 2、4
本患者は症状および処方より、慢性心不全であると推測される。
心不全とは、心臓の器質的あるいは機能的障害により、心臓のポンプ機能が低下し、心拍出量の低下が生じる病態である。うっ血による症状が主体となることが多く、うっ血性心不全とも言われる。
本病態の増悪を早期に発見する上で、患者自身のセルフケアが重要であり、心拍出量低下による血圧低下や安静時脈拍数の増加、うっ血による体重増加などの症状などを、セルフモニタリングの内容として患者に伝えることが望ましい。
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解説動画1 ( 05:52 )
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