薬剤師国家試験 令和02年度 第105回 - 一般 実践問題 - 問 339
75歳女性。変形性膝関節症に対する膝関節全置換術後半年の患者で、以下の薬剤を服用している。最近、足先の浮腫に加えて倦怠感がある。それに加え、頻度は変わらないものの1回の尿量が減少するなどの症状を自覚している。黄疸は見られない。この患者の副作用症状の原因となる薬剤として、最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
1 フルスルチアミン錠
2 ロキソプロフェンナトリウム水和物錠
3 テプレノンカプセル
4 ゾピクロン錠
5 エドキサバントシル酸塩水和物錠
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解答 2
本患者は、足先の浮腫、倦怠感、尿量減少などの症状、およびロキソプロフェンナトリウム水和物錠を服用していることから、薬剤性の腎障害を引き起こしていると考えられる。ロキソプロフェンなどのNSAIDsは、シクロオキシゲナーゼ阻害によりプロスタグランジンの産生を抑制することで、腎血流量が低下し虚血性腎障害を引き起こす。
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