薬剤師国家試験 令和03年度 第106回 - 一般 理論問題 - 問 113

検体中における、ある微生物の存在を調べるために、リアルタイムPCR法を実施した。以下に示す測定手順で行い、測定した結果を図に示す。この実験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

測定手順
3つの検体(試料1〜3)をサンプルチューブに別々に採取し、それぞれにDNA抽出用の試薬を加える。

抽出したDNAを定量する。

各検体から一定量のDNAを別々のチューブに取り、それぞれのチューブに二本鎖DNAを検出する蛍光色素、デオキシヌクレオチド混合物、プライマー1組、酵素を含む反応液を加えて、PCRを開始する。

蛍光強度を測定することで、反応産物が増幅されていく経過を追いながら、PCRを約40サイクルまで繰り返す。

スクリーンショット 2021-06-10 19.02.22.png

1 目的とする微生物の存在量が最も多かったのは、試料3である。
2 この測定手順で、細菌、DNAウイルス及びRNAウイルスの検出が可能である。
3 試料1と試料3に含まれる微生物の存在量は、約106倍異なると推定される。
4 各試料とも25サイクルを超えるあたりから曲線が頭打ちになる主な原因は、デオキシヌクレオチドが枯渇するためである。
5 PCR開始時に反応液に加える酵素には耐熱性のものを用いる。

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