薬剤師国家試験 令和06年度 第109回 - 一般 理論問題 - 問 119

2種類の染色法を用いて細菌Aについて調べた。染色法1(グラム染色)では明瞭な染色像が観察されなかったため、染色法2(抗酸染色)での染色を行ったところ、染色法2では陽性であった。染色法1、2の染色操作を図に示した。

スクリーンショット 2024-05-28 16.12.55.png

細菌Aとこれらの染色法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 細菌Aは、ペプチドグリカン層に加えて染色法1での染色に抵抗性の細胞壁成分を持っている。
2 ペプチドグリカン層が厚い細菌では、クリスタルバイオレットとルゴール液でつくられた色素がエタノールで除去される。
3 高級脂肪酸やワックスに富む細胞壁成分を持つ細菌は、染色法2で染色されない。
4 細菌Aの細胞壁は、融点の低い脂質に富んでおり、加温すると石炭酸フクシンの透過性が増す。
5 染色法1の陽性細菌は青紫色、染色法2の陽性細菌は赤色に染まる。

User_Business_24REC講師による詳細解説! 解説を表示
microphone 解説動画1 ( 08:02 )  

ビデオコントロール
再生速度
この過去問解説ページの評価をお願いします!
  • わかりにくい
  • とてもわかりやすかった

評価を投稿

他の解説動画を見る