薬剤師国家試験 令和07年度 第110回 - 一般 理論問題 - 問 145
劇薬の取扱いについて、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 貯蔵又は陳列の際には、他の医薬品と区別して貯蔵し、又は陳列しなければならない。
2 貯蔵する場所には、かぎを施さなければならない。
3 18歳未満の者に交付してはならない。
4 劇薬を譲渡する際に譲受人から交付される文書には、品名、数量、使用目的等の記載が必要である。
5 譲受人から交付された文書の譲渡人による保存期間は、譲渡の日から3年間である。
REC講師による詳細解説! 解説を表示
-
解答 1、4
1 正
業務上毒薬又は劇薬を取り扱う者は、毒薬又は劇薬を他の物と区別して、貯蔵し、又は陳列しなければならない。
2 誤
劇薬を貯蔵する場所には、かぎを施す必要はない。なお、毒薬を貯蔵し、又は陳列する場所には、かぎを施さなければならない。
3 誤
毒薬又は劇薬は、14歳未満の者その他安全な取扱いをすることについて不安があると認められる者には、交付してはならない。なお、18歳未満の者に交付してはならないのは、毒物及び劇物である。
4 正
譲受人から、その品名、数量、使用の目的、譲渡の年月日並びに譲受人の氏名、住所及び職業が記載され、譲受人の署名又は記名押印のある文書の交付を受けなければ、毒薬又は劇薬を販売し、又は授与してはならない。ただし、薬剤師等に対して、その身分に関する公務所の証明書の提示を受けて毒薬又は劇薬を販売又は授与するときや、薬剤師等であって常時取引関係を有するものに販売又は授与するときは、文書の交付を受ける必要はない。
5 誤
譲受人から交付された文書の譲渡人による保存期間は、譲渡の日から2年間である。
- この過去問解説ページの評価をお願いします!
-
評価を投稿