薬剤師国家試験 令和08年度 第111回 - 一般 実践問題 - 問 198,199

60歳女性。統合失調症にて入院中。ハロペリドールと以下の併用薬による治療を受けていたが、手の震えなどの訴えが患者からあった。医師、薬剤師はアカシジアを疑った。医師との合同カンファレンスでハロペリドールをパリペリドン経口徐放錠(PAL)に切り替える方針となった。合同カンファレンス後、医師からPAL 6 mg、1日1回就寝前の処方を検討しているとの連絡があった。

スクリーンショット 2026-08-24 11.00.53.png

(合同カンファレンス直前検査値)
AST 16 IU/L、ALT 13 IU/L、血清クレアチニン0.66 mg/dL、
空腹時血糖115 mg/dL、HbA1c 6.2%、CCr 72 mL/min
(PALの添付文書に記載された情報)
注)本剤は、浸透圧を利用した放出制御システム(OROS)を応用した、
パリペリドンの放出制御型の徐放錠である。規格は3 mg、6 mg、9 mg。

スクリーンショット 2026-08-24 11.03.44.png

問198(実務)
PALへの切り替えについて薬剤師が医師に提案する内容として適切なのはどれか。2つ選べ。

1 服用は朝食後とする。
2 統合失調症の悪化に備えリスペリドンを追加する。
3 切り替えは低用量の3 mgから開始する。
4 酸化マグネシウムは他剤に変更する。
5 服用開始後2日目に1日用量の評価を行う。


問199(物理・化学・生物)
OROSは半透膜でコートされており、浸透圧による水の流入に伴うプッシュ層の膨潤を利用した徐放性薬物放出システムである。浸透圧によるプッシュ層への水の流入量を計算するモデルとして、大気圧(1.0×105 Pa)下、27℃でNa2SO4水溶液と純水を半透膜で仕切られたU字管に同量ずつ入れた。その後、図1のように平衡に達したときの界面の差がh cm、Na2SO4水溶液の濃度が0.010 mol/Lとなった。0.010 mol/L Na2SO4水溶液と純水の密度は、ともに27℃で1.0 g/mLとする。また、同条件下では水銀柱の高さが図2のように76 cmであった。なお、界面の差h cmを水銀柱の高さx cmに換算するには

スクリーンショット 2026-08-24 11.05.34.png

で求められることがわかっている。h cmの値に最も近いのはどれか。1つ選べ。
なお、気体定数は8.3 J/K・molとする。

スクリーンショット 2026-08-24 11.06.18.png

※問199は当時廃問となった問題をそのままの形で掲載しております。
解きたい方は、Na2SO4水溶液の濃度を0.010 mol/L → 0.010 mmol/Lに変換してください。

1 0.10 cm
2 0.80 cm
3 2.4 cm
4 5.3 cm
5 8.0 cm

User_Business_24REC講師による詳細解説! 解説を表示
microphone 解説動画1 ( 17:17 )  

ビデオコントロール
再生速度
この過去問解説ページの評価をお願いします!
  • わかりにくい
  • とてもわかりやすかった

評価を投稿

他の解説動画を見る