薬剤師国家試験 平成24年度 第97回 - 一般 理論問題 - 問 143
麻薬小売業者AとBの間における麻薬小売業者間譲渡許可(以下「許可」という。)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 許可を受けた場合、麻薬の在庫不足で調剤することができない場合に限り、その不足分をAとBの間で譲渡・譲受することが可能となる。
2 許可を受けるためには、AとBの麻薬業務所が同一の都道府県内にある必要はない。
3 許可の申請書は、共同して地方厚生(支)局長に提出しなければならない。
4 許可を受けた後は、AがBとの間で譲渡・譲受を行った麻薬については、品名、数量等を麻薬帳簿に記載する必要はない。
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解答 1、3
1 正
麻薬小売業者は、調剤された麻薬以外の麻薬を譲り渡すことはできない。ただし、麻薬の在庫不足で調剤できない場合に限り、麻薬小売業者間譲渡許可を受けたAとBの間で、その不足分を譲渡・譲受することが可能である。
2 誤
麻薬小売業者間譲渡許可を受けるためには、AとBの麻薬業務所が同一の都道府県内にある必要がある。
3 正
麻薬小売業者間譲渡許可の申請する場合、麻薬小売業者は、その申請書を共同して地方厚生(支)局長に提出する必要がある。
4 誤
麻薬小売業者間譲渡許可を受けたAとBの間で譲渡・譲受を行った麻薬については、品名、数量等を麻薬帳簿に記載する必要がある。
※ 選択肢3については97回国家試験時点では麻薬小売業者間譲渡許可の申請先は、厚生労働大臣(地方厚生局長)であったが、平成28年4月1日より都道府県知事となり、期間も翌年から翌々年の12月31日までとなったため、現在では誤りの文章となる。
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