薬剤師国家試験 平成24年度 第97回 - 一般 実践問題 - 問 258,259

65歳男性。自宅トイレで転倒し、救急搬送された。右中大脳動脈閉塞による脳梗塞と診断され、以下の薬剤が投与された。
スクリーンショット 2017-04-28 16.19.30.png

問258(実務)
この治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 虚血部位の血液が再開し、出血性梗塞が現れることがある。
2 再投与によりアナフィラキシーショックが起こる可能性があるので、観察を十分に行う。
3 発症6時間後でも投与開始可能である。
4 血液凝固阻止作用を有する薬剤あるいは血小板凝集抑制作用を有する薬剤との併用が推奨されている。


問259(薬理)
アルテプラーゼに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

1 セリンプロテアーゼを阻害して、血栓形成を抑制する。
2 フィブリノーゲンを分解することにより、血栓を溶解する。
3 フィブリンに対する親和性が高く、血栓上でプラスミノーゲンをプラスミンに転化させる。
4 α2プラスミンインヒビターによる不活性化を受けやすい。
5 投与後の出血症状には、プロタミンが奏効する。

User_Business_24REC講師による詳細解説! 解説を表示
この過去問解説ページの評価をお願いします!
  • わかりにくい
  • とてもわかりやすかった

評価を投稿

他の解説動画を見る