薬剤師国家試験 平成25年度 第98回 - 必須問題 - 問 33

血管平滑筋のアドレナリンα1受容体の選択的遮断により、降圧作用を示すのはどれか。１つ選べ。

１　ベタキソロール
２　ロサルタン
３　フェントラミン
４　プラゾシン
５　クロニジン

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解答　４

１　誤
ベタキソロールは、選択的アドレナリンβ1受容体遮断薬であり、心筋及び腎臓傍糸球体細胞のアドレナリンβ1受容体を遮断して降圧作用を示す。

２　誤
ロサルタンは、アンギオテンシンⅡAT1受容体遮断薬（ARB）であり、アンギオテンシンⅡAT1受容体を遮断して血管拡張作用及びアルドステロン分泌抑制作用を示す。

３　誤
フェントラミンは非選択的アドレナリンα受容体遮断薬であり、血管平滑筋のアドレナリンα1受容体を遮断し、ノルアドレナリンによる血管収縮を抑制することで降圧作用を示す。

４　正
プラゾシンは、選択的アドレナリンα1受容体遮断薬であり、血管平滑筋のアドレナリンα1受容体を遮断し、ノルアドレナリンによる血管収縮を抑制することで降圧作用を示す。

５　誤
クロニジンは、選択的アドレナリンα2受容体刺激薬であり、延髄・血管運動中枢のアドレナリンα2受容体を刺激して交感神経緊張を抑制し、降圧作用を示す。

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