薬剤師国家試験 平成27年度 第100回 - 一般 理論問題 - 問 140
騒音に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 人間が聴覚で感じる音の大きさは、同じ音圧レベルの音でも、周波数が変われば変化する。
2 現在、騒音レベルの単位にはデシベル(dB)が用いられている。
3 暗騒音とは、音として認識されない程度の微小騒音の総和のことをいう。
4 騒音に係る環境基準は、騒音規制法により定められている。
5 新幹線鉄道騒音に加え、在来鉄道騒音に係る環境基準が定められている。
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解答 1、2
騒音とは、望ましくない音であり、感覚に係る公害であることから人の感覚を考慮して評価される。
1 正
音の1秒間の振動数を周波数Hz(ヘルツ)といい、人間は周波数の大きい音を高い音、小さい音を低い音として感じる。人間が聴覚で感じる音の大きさは、同じ音圧レベルの音でも、周波数が変われば変化するので、騒音の大きさを表す場合、周波数ごとの人間の感覚を考慮する必要がある。
2 正
3 誤
暗騒音とは、対象としている騒音以外の騒音のことである。
4 誤
騒音に係る環境基準は、環境基本法により定められている。
5 誤
道路に面する地域の騒音、道路に面する地域以外の地域の騒音、航空機騒音、新幹線鉄道騒音に係る環境基準が定められているが、在来鉄道騒音に係る環境基準は定められていない。
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