薬剤師国家試験 平成27年度 第100回 - 一般 実践問題 - 問 238,239

41歳男性。就寝中に胸部圧迫感が出現。近医で検査の結果、冠れん縮性狭心症と診断され、薬物療法が開始された。患者情報は以下の通りである。
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問238(実務)
薬剤交付時に患者に伝えるべき注意事項として、適切なのはどれか。2つ選べ。

1 内服薬は、副作用として低血糖を起こしやすい。
2 内服薬の効果が現れにくくなるので、納豆を摂取することは避ける。
3 内服薬は、症状が改善しても自己判断での服薬の中断はしない。
4 エアゾール剤は、発作時の痛みの程度に応じて噴霧回数を調節する。
5 エアゾール剤は、噴霧孔を上にして垂直に立てて持ち、噴霧孔をできるだけ口に近づけて噴霧する。


問239(衛生)
冠れん縮性狭心症の重大な危険因子として喫煙がある。我が国における喫煙及び喫煙対策に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 2000年以降の日本人男性の喫煙率は低下しており、現在、欧米諸国に比べかなり低い。
2 環境基本法では、病院の管理者に、利用者の受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるように努めることを義務づけている。
3 2013年度から開始された「21世紀の国民健康づくり運動(健康日本21(第2次))」で、未成年の喫煙率0%をはじめ、喫煙に関する目標が設定されている。
4 特定保健指導の対象者の選定・階層化には、喫煙歴の有無も加味される。
5 医師によるニコチン依存症患者への禁煙指導は、医療保険給付の対象外である。

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