薬剤師国家試験 平成27年度 第100回 - 一般 実践問題 - 問 335

漢方処方とその主な効能・効果の組み合わせのうち、正しいのはどれか。２つ選べ。

１　半夏厚朴湯　　　下痢、腸閉塞予防
２　小青竜湯　　　　気管支喘息、鼻炎
３　六君子湯　　　　花粉症、アトピー性皮膚炎
４　抑肝散　　　　　神経症、不眠症
５　大建中湯　　　　腰痛、筋肉痛

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解答　２、４

１　誤
半夏厚朴湯の効能・効果を次に示す。
気分がふさいで、咽頭・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症
不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、神経性食道狭窄症、不眠症

２　正
小青竜湯の効能・効果を次に示す。
下記疾患における水様の痰、水様鼻汁、鼻閉、くしゃみ、喘鳴、喘嗽、流涙
気管支炎、気管支ぜん息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、感冒

３　誤
六君子湯の効能・効果を次に示す。
胃腸の弱いもので、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症
胃炎、胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐

４　正
抑肝散の効能・効果を次に示す。
虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症
神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症

５　誤
大建中湯の効能・効果を次に示す。
腹壁胃腸弛緩し、腹中に冷感を覚え、嘔吐、腹部膨満感があり、腸の蠕動亢進と共に、腹痛の甚だしいもの
胃下垂、胃アトニー、弛緩性下痢、弛緩性便秘、慢性腹膜炎、腹痛

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