薬剤師国家試験 平成27年度 第100回 - 必須問題 - 問 7

非共有電子対（孤立電子対）がsp2混成軌道に収容されているのはどれか。１つ選べ。

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解答　２

１　誤
アセトニトリルの窒素原子はsp混成軌道をとり、窒素原子にある非共有電子対は、sp混成軌道に収容されている。


２　正
フランの酸素原子はsp2混成軌道をとり、酸素原子にある2対の非共有電子対のうち、一方はsp2混成軌道、もう一方はp軌道に収容されている。


３　誤
アニリンの窒素原子がベンゼン環と共鳴せず、sp3混成軌道をとる場合、窒素原子にある非共有電子対は、sp3混成軌道に収容されている。また、アニリンの窒素原子がベンゼン環と共鳴し、sp2混成軌道をとる場合、窒素原子にある非共有電子対は、p軌道に収容されている。

４　誤
ピロールの窒素原子はsp2混成軌道をとり、窒素原子にある非共有電子対は、芳香族性に関与するため、p軌道に収容されている。


５　誤
トリエチルアミンの窒素原子はsp3混成軌道をとり、窒素原子にある非共有電子対はsp3混成軌道に収容されている。

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