薬剤師国家試験 平成28年度 第101回 - 一般 実践問題 - 問 345
52歳男性。身長170 cm。血液検査の結果、血清ナトリウム濃度が147 mEq/Lであり、高張性脱水と診断され、輸液により水分を補給することになった。この男性の水分欠乏量を血清ナトリウム濃度から算出した場合、最も近い値はどれか。1つ選べ。
ただし、この男性の健常時の体重は70 kg、血清ナトリウム濃度の目標値を140 mEq/L、体水分量を体重の60%とする。
1 1.0 L
2 1.5 L
3 2.0 L
4 2.5 L
5 3.0 L
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解答 3
「この男性の健常時の体重は70 kg」「体水分量を体重の60%とする」と記載されていることから、この男性の健常時の体水分量は70 kg×60%=42 Lである。また、この男性は高張性脱水であり、水分欠乏していることから、水分欠乏量をx Lとすると、この男性の水分量は(42-x)Lとなる。
「この男性の血清ナトリウム濃度が147 mEq/L」、「血清ナトリウム濃度の目標値を140 mEq/L」とあることから、x Lを以下のように求めることができる。
147 mEq/L×(42-x)L=140 mEq/L×42 L x=2.0(L)
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解説動画1 ( 10:54 )
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