薬剤師国家試験 平成29年度 第102回 - 必須問題 - 問 90
100 mmの水平な直線上の左端を「痛みなし」、右端を「最悪の痛み」として、患者自身に現在の痛みがどの程度かを指し示してもらい、左端からの長さをもって痛みの程度を数値化した。この方法はどれか。1つ選べ。
1 VAS(Visual Analogue Scale)
2 FPS(Faces Pain Scale)
3 NRS(Numerical Rating Scale)
4 VRS(Verbal Rating Scale)
5 MMSE(Mini−Mental State Examination)
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解答 1
1 正
VAS(Visual Analogue Scale)は、100 mmの水平な直線の左端を「痛みなし」、右端を「最悪な痛み」としたものを患者に見せ、どの程度の痛みなのかを線上で示してもらう痛みの評価方法の一つである。
2 誤
FPS(Faces Pain Scale)は、痛みのない笑顔から痛みの強い苦痛な顔までの中から、自分の痛みに一番近い表情の顔を選んでもらう痛みの評価方法の一つである。
3 誤
NRS(Numerical Rating Scale)は、痛みの強さを0(痛みなし)〜10(今までで最大の痛み)の数字でレベル分けし、どの程度の痛みなのかを数字で示してもらう、痛みの評価方法の一つである。
4 誤
VRS(Verbal Rating Scale)は痛みを表す言葉(痛みなし、少し痛い、かなり痛いなど)を数段階用意し、どの程度の痛みなのかを言葉で示してもらう痛みの評価方法の一つである。
5 誤
MMSE(Mini−Mental State Examination)は、認知機能の評価方法であり、時間の見当識、場所の見当識、文章復唱など、計11項目から構成される。最高30点で、23点以下の場合に認知機能低下状態と診断される。
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