薬剤師国家試験 平成30年度 第103回 - 一般 理論問題 - 問 142
毒薬又は劇薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 毒薬には、その直接の容器又は直接の被包に、白地に赤枠、赤字をもって、その品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
2 薬局開設者は、封を開いて毒薬を販売することができる。
3 薬局開設者は、常時取引関係を有する薬剤師に対して劇薬を販売する場合、法で定められた事項が記載された文書を受け取る必要はない。
4 毒薬又は劇薬は、16歳未満の者には交付してはならない。
5 病院又は診療所において、劇薬を貯蔵する場所にはかぎを施さなければならない。
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解答 2、3
1 誤
毒薬には、その直接の容器又は直接の被包に、黒地に白枠、白字をもって、その品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
2 正
薬局開設者は、毒薬又は劇薬の開封販売(分割販売)を行うことができる。なお、店舗販売業者及び卸売販売業者が毒薬及び劇薬を分割販売する場合は、薬剤師が管理者として従事していなければならない。
3 正
薬局開設者は、毒薬又は劇薬を販売する場合、譲受人から毒薬又は劇薬の品名、数量、使用目的等を記載した文書の交付を受けなければこれを販売してはならないが薬剤師等に販売するときはこの規制を受けない。したがって、薬局開設者は、常時取引関係を有する薬剤師に対して劇薬を販売する場合、法で定められた事項が記載された文書を受け取る必要はない。
4 誤
毒薬又は劇薬は、14歳未満の者その他安全な取扱いをすることについて不安があると認められた者には、交付してはならない。
5 誤
病院又は診療所において、毒薬を貯蔵する場所にはかぎを施さなければならないが、劇薬を貯蔵する場所にはカギを施さなければならないという規定はない。
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