薬剤師国家試験 平成30年度 第103回 - 一般 理論問題 - 問 145
麻薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 ジアセチルモルヒネを輸入する場合、その都度、都道府県知事の許可を得なければならない。
2 麻薬処方せんには、麻薬施用者の免許証の番号が記載されていなければならない。
3 麻薬を用いた研究を行うには、都道府県知事から麻薬研究者の免許を受けなければならない。
4 ジヒドロコデインリン酸塩を10%含有する散剤は家庭麻薬に該当する。
5 治療のため、麻薬を施用中の患者が外国に旅行する場合、麻薬の輸出ができないため処方変更が必要になる。
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解答 2、3
1 誤
ジアセチルモルヒネは、何人も輸入及び輸出することが禁止されている。また、同様に何人も輸入及び輸出することが禁止されているものには、あへん末や覚せい剤がある。
2 正
麻薬施用者は、麻薬を記載した処方せんを交付するときには、その処方せんに患者の氏名、麻薬の品名、分量、用法用量、麻薬施用者の氏名、麻薬施用者の免許証の番号、患者の住所等を記載しなければならない。
3 正
麻薬研究者とは、都道府県知事の免許を受けて、学術研究のため、麻薬原料植物を栽培し、麻薬を製造し、又は麻薬、あへん若しくはけしがらを使用する者をいう。
4 誤
家庭麻薬とは、千分中十分以下(1%以下)のコデイン、ジヒドロコデイン又はこれらの塩類を含有するものであって、その他の麻薬を含有しないものをいう。
5 誤
自己疾病の治療目的で麻薬を携帯して出国(輸出)や入国(輸入)する場合は、厚生労働大臣の許可を受けて行うことができる。
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