薬剤師国家試験 令和02年度 第105回 - 必須問題 - 問 29

図は自律神経節における節後線維の細胞体の膜電位変化を示す。速い興奮性シナプス後電位に関わるのはどれか。１つ選べ。



１　ムスカリン性アセチルコリン受容体
２　ニコチン性アセチルコリン受容体
３　電位依存性Ca２＋チャネル
４　電位依存性K＋チャネル
５　電位依存性Na＋チャネル

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解答　２

自律神経節における情報伝達では、節前線維から放出されたアセチルコリン（ACh）が、節後線維に存在するニコチン性アセチルコリン受容体（NN受容体）を刺激することにより、Na＋チャネルを開口させ、節後神経細胞にNa＋が流入することにより、速い興奮性シナプス後電位を発生させる。その後、放出されたAChは、節後線維に存在するムスカリン性アセチルコリン受容体（M1受容体）を刺激することで、遅い興奮性シナプス後電位を発生させる。

解説動画１ ( 05:43 )  

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