薬剤師国家試験 令和04年度 第107回 - 一般 理論問題 - 問 109

天然物由来成分の化学構造を基に開発された、血液凝固抑制作用を有するクマリン誘導体はどれか。１つ選べ。

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解答　４

１　誤
メトキサレンの構造である。フラノクマリン誘導体であり、皮膚の光線感受性を増強させる作用を有し、尋常性白斑に用いられる。

２　誤
トラニラストの構造である。アントラニル酸誘導体であり、ケミカルメディエーター遊離抑制作用を有し、気管支喘息などに用いられる。

３　誤
イプリフラボンの構造である。イソフラボン誘導体であり、骨吸収抑制作用を有し、骨粗しょう症に用いられる。

４　正
ワルファリンカリウムの構造である。クマリン誘導体であり、血液凝固抑制作用を有し、血栓塞栓症に用いられる。

５　誤
クロモグリク酸ナトリウムの構造である。クロモン誘導体であり、ケミカルメディエーター遊離抑制作用を有し、アレルギー性鼻炎などに用いられる。

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