薬剤師国家試験 令和04年度 第107回 - 一般 理論問題 - 問 110
図は、洞房結節細胞の自発的活動電位に対する自律神経の影響を示したものである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 点線から実線への変化は、主にノルアドレナリンのアドレナリンβ1受容体刺激によるものである。
2 点線から実線への変化は、主にアセチルコリンのアセチルコリンM2受容体刺激によるものである。
3 点線から実線への変化は、心拍数の減少を表している。
4 閾値からの急速な脱分極(第0相)は、主に細胞内へのCa2+流入によるものである。
5 閾値からの急速な脱分極(第0相)は、主に細胞外へのNa+流出によるものである。
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解答 1、4
図より、点線から実線への変化は、脱分極の頻度が高まっているため心機能の亢進を表していることが判断できる。
1 正
ノルアドレナリンのアドレナリンβ1受容体刺激により心機能が亢進するため、膜電位変化の図は、点線から実線へ変化する。
2 誤
アセチルコリンのアセチルコリンM2受容体刺激により心機能が抑制されるため、膜電位変化の図は、実線から点線へ変化する。
3 誤
上記参照
4 正
洞房結節の脱分極相(第0相)での変化は、L型Ca2+チャネル開口によるCa2+流入に起因する。
5 誤
解説4参照
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