薬剤師国家試験 令和04年度 第107回 - 一般 理論問題 - 問 122
検疫に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
1 検疫法は、国内に常在しない感染症の病原体が船舶又は航空機を介して国内に侵入することの防止を目的としている。
2 検疫感染症の患者は、入国停止、隔離、停留あるいは消毒等の措置がとられる。
3 新興感染症は、すべて検疫感染症に含まれる。
4 検疫感染症には、感染症法*に定める一類感染症が含まれる。
5 検疫感染症には、感染症法*に定める新型インフルエンザ等感染症が含まれる。
*感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
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解答 3
我が国に常在しない感染症の病原体が船舶や航空機を介して国内に侵入するのを防ぐ目的で、検疫法に基づき検疫が実施されている。全国の港、空港にある検疫所において、検疫感染症の患者あるいは検疫感染症の無症状病原体保有者が発見された場合には、入国停止、隔離、停留、消毒などの措置がとられる。
1 正しい
2 正しい
3 誤っている
新興感染症とは、かつては知られていなかった新しく認識された感染症で、局地的あるいは国際的に、公衆衛生上問題となる感染症である。SARS、鳥インフルエンザ、ウエストナイル熱、エボラ出血熱、クリプトスポリジウム症、AIDS、腸管出血性大腸菌感染症、レジオネラ症、クロイフェルト・ヤコブ病、カンピロバクター感染症、C型肝炎、E型肝炎などが該当し、検疫感染症以外のものも含まれる。
4 正しい
5 正しい
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