薬剤師国家試験 令和04年度 第107回 - 必須問題 - 問 27
麻酔したラットにおいてフェントラミン処置後にアドレナリンを静脈内投与すると、アドレナリンの昇圧作用は認められず、降圧作用のみが見られた。この現象を生じさせたフェントラミンの機序はどれか。1つ選べ。
1 アドレナリンα1受容体刺激
2 アドレナリンα1受容体遮断
3 アドレナリンβ1受容体刺激
4 アドレナリンβ1受容体遮断
5 アドレナリンβ1受容体遮断
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解答 2
フェントラミンは、アドレナリンα受容体遮断薬である。血圧測定実験において、アドレナリンはα・β刺激作用をもち、一過性の昇圧作用(α1作用)の後、降圧作用(β2作用)を示すが、α受容体遮断薬であるフェントラミン処置後にアドレナリンを静脈内投与すると、アドレナリンの昇圧作用(α1作用)は認められず、降圧作用(β2作用)のみが見られる。
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解説動画1 ( 06:28 )
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