薬剤師国家試験 令和04年度 第107回 - 必須問題 - 問 32
骨粗しょう症治療薬テリパラチドの作用点はどれか。1つ選べ。
1 ヒドロキシアパタイト
2 オステオカルシン
3 カルシトニン受容体
4 副甲状腺ホルモン受容体
5 エストロゲン受容体
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解答 4
1 誤
リセドロン酸などのビスホスホネート製剤の作用点である。リセドロン酸は、ヒドロキシアパタイトに結合することで破骨細胞に取り込まれ、破骨細胞の機能維持に関与するメバロン酸代謝経路のファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害することにより、破骨細胞のアポトーシスを誘導し、骨吸収を抑制する。
2 誤
メナテトレノンの作用点である。メナテトレノンは、ビタミンK2製剤であり、骨芽細胞に作用し、骨基質タンパク質であるオステオカルシンのグルタミン酸残基をカルボキシル化して、γ−カルボキシグルタミン酸残基を生成するとともに、骨形成を促進することにより骨代謝回転を高める。また、骨吸収抑制作用も有する。
3 誤
エルカトニンの作用点である。エルカトニンは、破骨細胞のカルシトニン受容体を刺激し、破骨細胞による骨吸収を抑制する。また、鎮痛作用を併せもつため、骨粗しょう症の疼痛も緩和する。
4 正
テリパラチドの作用点である。テリパラチドは、間欠投与により副甲状腺ホルモン受容体を刺激することで、前駆細胞から骨芽細胞への分化促進作用、骨芽細胞のアポトーシス抑制作用により、骨芽細胞数を増加させ骨形成を促進する。
5 誤
ラロキシフェンなどの選択的エストロゲン受容体調節薬(SERM)の作用点である。ラロキシフェンは、骨組織のエストロゲン受容体を刺激し、骨吸収を抑制する。
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