薬剤師国家試験 令和05年度 第108回 - 一般 理論問題 - 問 134
成人集団(平均体重60 kg)について5種類の食品群からの甘味料Aの一日摂取量が調査された。表1は成人一人あたりの甘味料Aの各食品群からの一日摂取量を、表2は許容一日摂取量(ADI)設定のために行われた試験結果を示している。このとき、成人における甘味料Aの一日摂取量は、ADIの何%に相当するか。最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、他の食品群からの甘味料Aの摂取はないものとする。
1 0.16
2 0.27
3 0.80
4 1.9
5 2.4
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解答 2
表1より、甘味料Aの一日摂取量は、各食品群の甘味料Aの一日摂取量の和で求めることができるため、1.677+0.005+0.015+0.013+0.702=2.412(mg/人/日)となる。ここで、調査を行った成人集団の平均体重は60kgであるため、体重あたりの一日摂取量は2.412/60≒0.04(mg/kg 体重/日)となる。
また、許容一日摂取量(ADI)は無毒性量(NOAEL)を安全係数で除して求めることができるため、表2より甘味料AのADIは1,500/100=15(mg/kg 体重/日)となる。
これらより、成人における甘味料Aの一日摂取量を、ADIに対する百分率(%)で表すと、0.04/15×100=0.266%≒0.27%となる。
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解説動画1 ( 05:57 )
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