薬剤師国家試験 令和05年度 第108回 - 一般 理論問題 - 問 149
我が国の薬価基準制度の記述に関して、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 医療用医薬品として承認された医薬品であっても、薬価基準に収載されていないものがある。
2 新医薬品の薬価算定は、原価計算方式を原則とする。
3 薬価基準に定められている薬価は、国際的な統一ルールに基づいて決定される公定価格である。
4 新医薬品の薬価算定において、医薬品の有用性や市場性の観点で加算される制度がある。
5 新医薬品の薬価は、一度決まると後発医薬品が薬価基準に収載されるまで維持される。
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解答 1、4
1 正
薬価基準に収載されているのは保険診療や保険調剤に用いられる医薬品であるため、医療用医薬品であっても保険適応のない医薬品は収載されていない。
2 誤
新医薬品の薬価算定は、類似薬効比較方式を原則とする。なお、既存医薬品の中に新医薬品の類似薬がない場合には原価計算方式が用いられる。
3 誤
薬価基準に定められている薬価は、国際的な統一ルールで決定されるものではなく、医療保険制度の違いなどにより国ごとに決定される医薬品の公定価格である。
4 正
新医薬品の薬価算定において、医薬品の有用性や市場性の観点で加算される制度がある(有用性加算、市場性加算など)。
5 誤
新医薬品などの薬価基準収載医薬品は、定期的(平成30年以降は毎年)に薬価改定されている。
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