薬剤師国家試験 令和05年度 第108回 - 必須問題 - 問 62

急性膵炎で通常認められる所見はどれか。１つ選べ。

１　血中ヘモグロビン量の減少
２　血中リパーゼ活性の低下
３　白血球数の減少
４　心窩部痛
５　右腕への放散痛

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解答　４

急性膵炎は、膵酵素が何らかの原因によって膵内で異常活性化を受け、膵臓と周囲組織を自己消化する急性炎症性疾患である。典型的な症状としては、持続性で耐え難いほどの増悪する上腹部痛（心窩部痛など）がみられる。

１　誤
急性膵炎では通常、血中ヘモグロビン量の変化はみられない。

２　誤
急性膵炎では通常、血中膵酵素（リパーゼなど）活性の上昇がみられる。

３　誤
急性膵炎は急性炎症性疾患であるため、白血球数の増加がみられる。

４　正
上記参照。

５　誤
急性膵炎では通常、上背部への放散痛がみられる。

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