薬剤師国家試験 令和06年度 第109回 - 一般 実践問題 - 問 208,209
55歳女性(閉経後)。身長160 cm、体重52 kg。血圧135/70 mmHg。高血圧症にて、処方1の薬剤を服用している。
今回、1ヶ月前よりほてりや発汗、不眠症状等があり、更年期障害を疑い婦人科クリニックを受診した。その後、以下の追加処方箋を持参して、かかりつけ薬局を訪れた。
問208(実務)
処方2の薬剤の服用開始にあたり、患者への説明内容として適切でないのはどれか。1つ選べ。
1 下肢の疼痛・浮腫、息切れ等が出現した際は、連絡すること。
2 血圧が低下する場合があること。
3 手術前には休薬を検討する必要があること。
4 投与開始後は、定期的に乳房検診並びに婦人科検診を行う必要があること。
5 骨折のリスクが上がること。
問209(物理・化学・生物)
後日、同患者が再び来局し、不安やイライラが強いことから漢方薬を紹介してほしいと依頼された。この患者に加味逍遙散(注)を紹介したが、この漢方薬を長期服用する場合、留意すべき副作用として腸間膜静脈硬化症が報告されている。
(注)サイコ、シャクヤク、トウキ、ソウジュツ、ブクリョウ、サンシシ、ボタンピ、カンゾウ、ショウキョウ、ハッカから構成される処方
この副作用の原因と考えられる生薬として正しいのはどれか。1つ選べ。なお、写真左下のスケールバーは1 cmである。
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