薬剤師国家試験 令和06年度 第109回 - 一般 実践問題 - 問 335
66歳男性。身長168 cm、体重57 kg。10年前からアルコール性肝炎及び無症候性脳梗塞で病院に定期通院の中、前回の診察で逆流性食道炎と診断され、ファモチジンが処方された。前回より1ヶ月経過した今回の受診時においても、逆流性食道炎の症状が続いていた。以下に、直近の処方並びに前回、今回の検査結果及び患者からの聞き取り内容を示す。
(聞き取り内容)
・手足のむくみについては、自覚していますが悪化したとは思いません。
・気がついたら青あざが出来ていました。
検査値並びに聞き取り内容に基づくこの患者の最近1ヶ月間に関する担当薬剤師のアセスメントとして最も適切なのはどれか。1つ選べ。
1 ファモチジンによる血小板減少が疑われる。
2 ウルソデオキシコール酸による肝機能改善が認められる。
3 チクロピジンによる汎血球減少が疑われる。
4 ニフェジピンはCCrに基づいて10 mgに減量すべきである。
5 バルサルタンによる横紋筋融解症が疑われる。
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解答 1
本患者は10年前からアルコール性肝炎及び無症候性脳梗塞で処方1と処方2を長期間服用していた。今回、1ヶ月前からファモチジンを追加したところ、青あざができ血小板の値が減少していることからファモチジンによる血小板減少が疑われる。
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解説動画1 ( 06:35 )
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