薬剤師国家試験 平成24年度 第97回 - 一般 理論問題 - 問 122
正味タンパク質利用率はタンパク質の栄養価を表す指標の1つで、生物価と並んで広く用いられている。ある食品中の正味タンパク質利用率を知るために、無タンパク質食で一定期間飼育したラットに被検食品を与えて調べたところ、次の結果が得られた。被検食品の正味タンパク質利用率として、最も適切な値はどれか。1つ選べ。
正味タンパク質利用率=(体内保留窒素量/摂取窒素量)×100

1 48
2 56
3 64
4 72
5 84
REC講師による詳細解説! 解説を表示
-
解答 4
正味タンパク質利用率、体内保留窒素量、吸収窒素量は以下の式より求めることができる。
正味タンパク質利用率=(体内保留窒素量/摂取窒素量)×100
体内保留窒素量=吸収窒素量-(被検食品摂取時の尿中窒素量-無タンパク質食摂取時の尿中窒素量)
吸収窒素量=摂取窒素量-(被検食品摂取時の糞中窒素量-無タンパク質食摂取時の糞中窒素量)
吸収窒素量=500 mg-(120 mg-20 mg)=400 mg
体内保留窒素量=400 mg-(50 mg-10 mg)=360 mg
正味タンパク質利用率=(360 mg/500 mg)×100=72
-
解説動画1 ( 08:53 )
-
※ この解説動画は 60 秒まで再生可能です
再生速度
|
|
- この過去問解説ページの評価をお願いします!
-
評価を投稿