薬剤師国家試験 平成24年度 第97回 - 一般 理論問題 - 問 193
パーキンソン病とその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 10歳代に発症のピークがある。
2 進行すると認知機能が低下することがある。
3 アミロイドβタンパク質が病因となる。
4 病理学的には、レビー小体の出現が認められる。
5 ドパミン受容体遮新薬は早期の症状を改善する。
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解答 2、4
1 誤
パーキンソン病は、50〜60歳代に発症のピークが認められる。
2 正
パーキンソン病の主な症状は、無動、振戦などの運動障害であるが、進行すると、抑うつや認知機能の低下などの精神症状が現れることがある。
3 誤
パーキンソン病の病因は、黒質-線条体のドパミン分泌神経細胞の変性・脱落などである。なお、アミロイドβタンパク質が病因となるのは、アルツハイマー型認知症である。
4 正
パーキンソン病では、神経細胞内や軸索にレビー(Lewy)小体が認められる。
5 誤
パーキンソン病の治療には、ドパミンD2受容体刺激薬やレボドパ製剤が用いられる。
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