薬剤師国家試験 平成24年度 第97回 - 一般 実践問題 - 問 250,251
61歳女性。気管支ぜん息で以下の薬剤が処方された。
問250(実務)
この患者に対する薬剤師の服薬指導として、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 処方1及び2について、吸入療法の手技を定期的に確認した。
2 処方1について、気管支ぜん息の症状が軽減したらすぐに休薬するよう指導した。
3 処方1について、発作の状況により自己判断で吸入回数を調節するよう指導した。
4 処方1について、吸入後は副作用防止のために必ずうがいをするよう指導した。
5 処方2について、副作用を防止するために、息苦しい程度では使用しないよう指導した。
問251(薬理)
処方1及び処方2に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 フルチカゾンプロピオン酸エステルは、トロンボキサンA2受容体を遮断し、気道過敏性を抑制する。
2 フルチカゾンプロピオン酸エステルは、サイトカインの産生抑制作用や好酸球の浸潤抑制作用により気道の炎症を抑制する。
3 プロカテロールは、アドレナリンβ2受容体を剌激し、気管支平滑筋を弛緩させる。
4 プロカテロールは、ホスホジエステラーゼを阻害してサイクリックAMP(cAMP)濃度を高め、気管支平滑筋を弛緩させる。
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