薬剤師国家試験 平成25年度 第98回 - 一般 実践問題 - 問 282,283

65歳男性。体重53 kg。疼痛緩和治療を受けているがん患者である。モルヒネの副作用としての便秘がひどくなり、処方変更がなされた。
スクリーンショット 2017-04-26 10.33.54.png

問282(実務)
疼痛緩和治療に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。

1 上記の処方変更は、オピオイドローテーションの一例である。
2 WHO方式3段階がん疼痛治療ラダーの第1段階では、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)かペンタゾシンのいずれかが用いられる。
3 フェントステープへの切り替えの際は、レスキュードーズを考慮する必要がある。
4 フェントステープ使用時には、NSAIDsなどの鎮痛補助剤の併用は避けるべきである。


問283(薬剤)
今回処方されたフェントステープに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

1 支持体、薬物を含む膏体及びライナーから構成される。
2 貼付24時間後も、製剤中に薬物が残存している。
3 膏体を構成するスチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体は、水に不溶である。
4 高温とならない所に保管する。
5 ハサミ等で切って使用しても差しつかえない。

User_Business_24REC講師による詳細解説! 解説を表示
この過去問解説ページの評価をお願いします!
  • わかりにくい
  • とてもわかりやすかった

評価を投稿

他の解説動画を見る