薬剤師国家試験 平成25年度 第98回 - 一般 実践問題 - 問 344
病院の医師から保険薬局に対して、保険処方せんに基づいた在宅患者訪問薬剤管理指導の依頼があった。薬剤師の対応のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
1 薬学的管理指導を、医師の指示に基づいて行った。
2 病院薬剤師にはこの業務が行えないことを、患者家族に説明した。
3 家庭用血圧計で血圧を毎日測定し、記録するよう指導した。
4 薬の服用が困難であることを確認した上で、処方医に剤形の変更を提案した。
5 副作用が発現している可能性があったので、処方医に電話で報告した。
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解答 2
1 正しい
在宅患者訪問薬剤管理指導を行う際、薬剤師は、医師の指示に基づき、薬学的管理指導計画を策定し、患家を訪問して、薬歴管理、服薬指導、服薬支援、薬剤服用状況及び薬剤保管状況の確認等の薬学的管理指導を行い、当該指示を行った医師に対して訪問結果について必要な情報提供を文書で行う。
2 誤っている
薬局薬剤師のみならず、病院薬剤師も在宅患者訪問薬剤管理指導を行うことが可能である。
3 正しい
在宅患者訪問薬剤管理指導を行う際、薬剤師は、患者に対して毎日のバイタルサイン(血圧、体温、脈拍など)を測定し、記録するよう指導することがある。
4 正しい
在宅患者訪問薬剤管理指導を行った際、剤型が不適切であることにより、薬の服用が困難であることを確認した場合、薬剤師は処方医に対して、剤型の変更を提案する。
5 正しい
在宅患者に対し服薬指導を行った際、副作用が発現している可能性がある場合、薬剤師は処方医に対して、その旨を連絡する。
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