薬剤師国家試験 平成25年度 第98回 - 必須問題 - 問 66
子宮頸がんに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
1 60歳代に発症のピークがある。
2 ヘルペスウイルスが、発症の主な原因となる。
3 予防には、ワクチンが有効である。
4 組織学的には、腺がんの割合が多い。
5 血清CEA(carcinoembryonic antigen)値が上昇する。
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解答 3
1 誤
子宮頸がんは20歳代から増加し、30〜40歳代に発症のピークがある。
2 誤
子宮頸がんでは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が発症の主な原因となる。近年、子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型とHPV18型の感染を防ぐワクチンが使用されており、計3回のワクチン接種で感染予防が可能となっている。
3 正
解説2参照
4 誤
組織学的には、子宮頸がん扁平上皮がんの割合が多い。なお、子宮体がんは腺がんの割合が多い。
5 誤
子宮頸がんなどの扁平上皮がんでは、血清SCC(squamous cell carcinoma antigen)値などの腫瘍マーカーが上昇する。なお血清CEA(carcinoembryonic antigen)値は、主に消化器系のがんで上昇する。
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