薬剤師国家試験 平成26年度 第99回 - 一般 理論問題 - 問 129
小児の髄膜炎による死亡や後遺症を予防することを目的として、平成25年から定期接種が行われることになったワクチンはどれか。2つ選べ。
1 不活化ポリオワクチン
2 麻しん・風しん混合ワクチン
3 インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン
4 ヒトパピローマウイルスワクチン
5 小児用肺炎球菌ワクチン
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解答 3、5
髄膜炎は細菌性とウイルス感染が主体である無菌性に分類される。細菌性髄膜炎は、感染後死亡率が高く、重篤な後遺症の割合も高い。そのため、平成25年(2013年)から、小児髄膜炎による死亡や後遺症を予防することを目的として、インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの定期接種が行われるようになった。
1 誤
ポリオウイルスによる小児の髄膜炎や四肢の麻痺を予防する目的として、生ポリオワクチンの定期接種が行われていたが、平成24年(2012年)9月から不活化ワクチンに変更された。
2 誤
麻しんウイルスによる麻しんと風しんウイルスによる風しんを予防する目的として、平成18年4月から麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)の定期接種が行われている。なお、麻しんと風しんの主な症状は、発熱や湿疹などであり、髄膜炎ではない。
3 正
前記参照
4 誤
ヒトパピローマウイルスによる子宮頸がんを予防する目的として、平成25年4月からヒトパピローマウイルスワクチンの定期接種が行われている。
5 正
前記参照
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