薬剤師国家試験 平成26年度 第99回 - 一般 実践問題 - 問 330
内用液剤の一般的な調製に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 粘稠性の内用液剤は、メートグラスよりディスペンサーを用いた方が正確に秤量できる。
2 内用液剤の添付文書には、配合変化情報という記載項目が設けられている。
3 麻薬は、最初に秤量する。
4 秤量した薬液は、元の容器に戻さない。
- REC講師による詳細解説! 解説を表示
-
解答 1、4
1 正
粘稠性の内用液剤は、粘度が高く、メートグラスを用いて秤量しても容器に薬液が残ることがあるため、正確に秤量することが困難である。しかし、ディスペンサーを用いて秤量すると薬液が容器にほとんど残らないため、正確に秤量することが可能である。
2 誤
添付文書には、「配合変化情報」という記載項目は設けられていない。配合変化に関する情報は、添付文書の「適応上の注意」やインタビューフォームの「他剤との配合変化」の欄に記載されている。
3 誤
秤量の順は、通常、処方せんの記載順であるが、事故防止の観点から麻薬は最後に秤量する。
4 正
秤量した薬液をもとに戻すと、異物の混入や細菌汚染の原因となるため、秤量した薬液は元の容器に戻してはいけない。
- この過去問解説ページの評価をお願いします!
-
評価を投稿