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薬剤師国家試験予備校 REC
薬物Aは、静脈内投与後、肝臓における代謝と腎排泄によってのみ消失し、正常時は肝クリアランスが全身クリアランスの80%であること、腎排泄は糸球体ろ過のみによって起こることがわかっている。ある肝疾患患者において、血中アルブミン濃度の低下により薬物Aの血中タンパク非結合形分率が2倍に上昇し、肝クリアランスは4分の1に低下していた。この患者に対し、正常時の2分の1の血中濃度時間曲線下面積(AUC)が得られるようにするには、静脈内投与量を正常時の何%にすればよいか。1つ選べ。ただし、薬物Aの体内動態には、いずれの場合にも線形性が成り立つものとする。1 302 603 804 1005 120
解答 1静脈内投与時の血中濃度時間曲線下面積(AUC)は、①式で表される。問題文に「静脈内投与後、肝臓における代謝と腎排泄によってのみ消失し、正常時は肝クリアランスが全身クリアランスの80%」とあることから、正常時の腎クリアランス及び肝クリアランスは、それぞれ②式、③式で表される。腎クリアランスは、④式で表される。CLろ過は、⑤式で表される。「腎排泄は糸球体ろ過のみによって起こる」とあることから、腎クリアランスは⑥式で表される。「肝疾患患者において、血中アルブミン濃度の低下により薬物Aの血中タンパク非結合形分率が2倍に上昇」とあるため、⑥式より腎クリアランスは正常時の2倍に上昇したことがわかる。よって肝疾患時の腎クリアランス(CL腎(肝疾患時))は、⑦式となる。肝疾患時の肝クリアランス(CL肝(肝疾患時))は、「正常時の4分の1に低下」とあるため、⑧式となる。⑦式、⑧式より、肝疾患時の全身クリアランス(CLtot(肝疾患時))は次式で表される。よって、肝疾患時の全身クリアランスは、正常時の全身クリアランスの60%になる。本患者の全身クリアランスは正常時の60%となっているため、①式より、この患者に対し正常時の2分の1のAUCが得られるようにするには、静脈内投与量を正常時の30%にする必要がある。
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最終更新日時 : 2018年07月23日 17:00 外部アクセス回数 : 21,107 コンテンツVer : 3.23