薬剤師国家試験 平成29年度 第102回 - 一般 実践問題 - 問 268,269

40歳女性。卵巣がんを原発とした多発性骨転移による疼痛があり、以下の処方が出されている。疼痛コントロールは良好であったが、2日前から、突然に我慢できない痛みが1日2〜3回程度出現するようになった。主治医よりレスキュー薬の問い合わせがあった。
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問268(実務)
医師に提案する薬剤とその1回用量の組合せとして適切なのはどれか。1つ選べ。
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問269(薬剤)
オキシコドンの体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠は、肝初回通過効果の回避を目的とした製剤であり、薬物は主に直腸から吸収される。
2 オキシコドンは水溶性が高く、主に能動輸送により消化管から吸収される。
3 母乳のpHは、一般に血漿pHと比較して酸性側にあるため、弱塩基性薬物であるオキシコドンは母乳中に移行しやすい。
4 オキシコドンは、大部分が肝代謝により消失するため、健常人に比べ肝障害のある患者では血中濃度時間曲線下面積が増大する。
5 オキシコドンは、臨床用量の範囲において投与量と血中濃度の関係が非線形性を示すため、治療薬物モニタリング(TDM)を行うことが推奨される。

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