薬剤師国家試験 令和02年度 第105回 - 必須問題 - 問 12

セルロースの構造として正しいのはどれか。１つ選べ。

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解答　５

１　誤
アミロースの構造である。アミロースは、アミロペクチンとともにデンプンを構成するホモ多糖である。アミロースは、D−グルコースがα（1→4）結合で連結された直鎖構造を形成している。
なお、アミロペクチンは、アミロースと異なり、D−グルコースがα（1→4）結合及びα（1→6）結合で連結された分岐状構造を形成している。

２　誤
マンナンの構造である。マンナンは、D−マンノースがβ（1→4）結合で連結された直鎖構造を形成している。

３　誤
キチンの構造である。キチンは、N−アセチル−D−グルコサミンがβ（1→4）結合で連結された直鎖構造を形成している。

４　誤
ヘパリンの構造である。ヘパリンは、D−グルクロン酸、D−グルコサミン、L−イズロン酸が連結された直鎖構造を形成している。また、構造中のアミノ基や水酸基の一部はN−硫酸基、O−硫酸基、N−アセチル基に置換されている。

５　正
セルロースの構造である。セルロースは、D−グルコースがβ（1→4）結合で連結された直鎖構造を形成している。

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