薬剤師国家試験 令和02年度 第105回 - 一般 実践問題 - 問 232,233

7歳男児。昨夜から40℃の発熱があり、小児科診療所でインフルエンザと診断され、下記の薬剤が処方された。2日前に両親もインフルエンザと診断され、高熱で寝込んでいるため、近所に住んでいる70歳の祖母が男児の処方せんを持って薬局を訪れた。祖母は1年前にインフルエンザの予防接種を受けており、現時点で発熱等の症状はない。
スクリーンショット 2020-09-14 9.15.27.png

問232(実務)
薬剤師が、本剤の使用に際して祖母に行う説明として適切なのはどれか。2つ選べ。

1 吸入直後にうがいをしないと、舌にカンジダという菌が増えることがあります。
2 吸入が上手くいかない場合には、ブリスター内の薬を飲ませてください。
3 本剤は吸湿性が高いので、吸入器を操作してブリスターに穴をあけるのは、吸入する直前にしてください。
4 この薬剤を吸入し、平熱に戻った場合には、直ちに薬の使用を中止してください。
5 平熱に戻っても、しばらくはウイルスの感染力が残っているため、他人に感染させる可能性があります。


問233(衛生)
この祖母からインフルエンザの予防接種について薬剤師に質問があった。インフルエンザの予防接種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 祖母は1年前にインフルエンザの予防接種を受けているので、今年はインフルエンザの予防接種を受ける必要はない。
2 祖母は70歳なので、インフルエンザの定期予防接種の対象者となる。
3 祖母が、この後にインフルエンザの予防接種を受けて健康被害を生じた場合、予防接種健康被害救済制度による救済措置を受けることができる。
4 インフルエンザHAワクチンは生ワクチンなので、ワクチンの接種によりインフルエンザを発症することがある。
5 インフルエンザはB類疾病なので、集団予防に重点がおかれている。

User_Business_24REC講師による詳細解説! 解説を表示
microphone 解説動画1 ( 10:23 )  
※ この解説動画は 60 秒まで再生可能です 

ビデオコントロール
再生速度
この過去問解説ページの評価をお願いします!
  • わかりにくい
  • とてもわかりやすかった

評価を投稿

他の解説動画を見る