薬剤師国家試験 平成26年度 第99回 - 一般 実践問題 - 問 342
医薬品による事故を防ぐための記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
1 散剤秤量時には、散剤調剤鑑査システムを活用する。
2 装置びんへの散薬の補充は、2人の薬剤師でダブルチェックを行う。
3 薬剤交付時、本人確認は患者の名字で行う。
4 注射剤の調製後は、針刺し事故防止のためリキャップする。
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解答 1、2
1 正
散剤調剤鑑査システムとは、医薬品の容器にあるバーコードを読み取ることによって、調剤した医薬品や秤取量を記録用紙にプリントアウトできるようにしたものである。散剤秤量時に散剤調剤鑑査システムを活用することは、医薬品による事故を防止することに有用である。
2 正
装置びんへの散薬の補充ミスは、不特定多数の患者への調剤過誤につながるため、特に注意が必要である。装置びんへの散薬の補充を2人以上の薬剤師で行うことは、医薬品による事故を防止することに有用である。
3 誤
医薬品による事故を防止するために、本人確認は患者のフルネームで行うことが望ましい。
4 誤
注射針をリキャップすることにより針刺し事故が生じやすくなるため、注射針のリキャップをしないことが望ましい。
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