薬剤師国家試験 令和03年度 第106回 - 必須問題 - 問 14
Michaelis−Mentenの速度論に従う酵素について、至適温度における基質濃度[S]と反応初速度vの関係、及び、この酵素のミカエリス定数Kmと最大反応速度Vmaxを示したグラフとして正しいのはどれか。1つ選べ。
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解答 1
Michaelis−Mentenの速度論に従う酵素反応は、横軸に基質濃度、縦軸に酵素活性をとったミカエリス・メンテンプロットで表すことができる。反応初速度は、基質濃度(S)がミカエリス定数(Km)より低いとき基質濃度に依存してほぼ直線的に増大し、基質濃度(S)がミカエリス定数(Km)より高くなるとゆるやかに増大し、やがて酵素が飽和することで最大反応速度(Vmax)に達する。そのため、選択肢1、2のような形となる。
また、最大反応速度(Vmax)の半分(1/2 Vmax)のとき、基質濃度(S)がミカエリス定数(Km)と一致するため、選択肢1が正答となる。
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解説動画1 ( 05:23 )
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